僕が特別支援学校教諭免許状をとった理由

僕は2年前に特別支援学校教諭免許状(知的障害者の教育に関する領域・肢体不自由者の教育に関する領域・病弱者の教育に関する領域)を取得しました。

 

目的は,教員採用試験に合格しやすくするためです。

 

特別支援の免許を取得するメリットは

 

臨時的任用の教員の場合,受験できる校種が増えます。

僕は中学校と高校の音楽の免許を持っていました。

この状態だと採用試験を受験できるのは中学校と高校だけですが,それに加えて特別支援学校中学部と高等部の採用試験を受験することができます。

また,自治体によっては普通校と特別支援学校の併願もできるので,例えば高等学校では不合格でも特別支援学校高等部では合格する可能性があります。

 

加えて,面接で高評価を貰える可能性があります。

合格した年の採用試験の面接で「これまで勤務して来た中で大変だったことはありますか」と聞かれました。

 

そこで僕は,昨年度特別支援学級の担任をしていたこと,特別支援教育に関する知識がなかったため何をすればいいのかも分からず苦労したこと,特別支援学校の免許を取得すれば体系的に学べると考え,特別支援学校の免許をとったことを話しました。

面接官は1年で免許を取ったのかと聞いて来たので,半年で取ったと話したところ笑顔ですごいね!と言ってくれました。

このエピソードを話したことで面接官は,僕のことを「生徒のために努力することができる人物」だと評価したことだと思います。

 

最大のメリットは

 

特別支援教育に関する知識を得られたことです。

面接のエピソードでも書きましたが,僕は特別支援学級の担任を持っていました。

大学でも特別支援教育の勉強をしてこなかったので,本当に何も知らない状態からのスタートだでした。

免許取得に向けて勉強する中で得た知識が役立つ場面は何度もありましたし,発達障害学習障害について学ぶことで,通常の学級に在籍する支援を要する生徒へのアプローチも変わってきました。

 

また,教員免許更新のタイミングも最後に取得した免許の有効期限に変わるので更新時期が近い方も更新講習受けずに済みます。

ただし,その場合もきちんと手続きを取らなければいけないので気をつけてください。

 

失職することになります。

 

〈2020年2月8日追記〉

 

教員免許の有効期限については平成21年4月以降に初めて教員免許を授与された新免許状保持者は手続き不要とのことです。